◆
横田ゆう 委員 旧入谷南小学校跡地に関わる問題で、前回の
委員会で旧入谷南小学校跡地の問題で、これから整理していって地域住民の利益が最大限になるような手法で
検討していくということを御回答いただきましたけれども、その後何か進展はありましたでしょうか。
◎
災害対策課長 具体的な進展は庁内の中で
検討は進めてございますが、やはり区として必要な面積ですとか、
あと、あそこの拠点の中で何をするかという
ところの
検討を進めている段階ですので、申し訳ございませんが、まだ御
報告できるような進捗という
ところまでは至っておりません。
◆
横田ゆう 委員 地域の住民からの聞き取りというのはその後進んでいるんでしょうか。
◎
災害対策課長 聞き取りは先日、
横田委員もお越しいただいた聞き取り以降は特段行っておりません。それはやはり、結局どんなものになるかという
ところの区の考え方が定まっていない
ところの
部分がございますので、申し訳ございませんが、なかなか御提示までは行けないと。それがないと、
お話も進まないかなということで、具体的な
お話は進んでない
状況です。
◆
横田ゆう 委員 そうすると、今庁内で
検討をされているということでしたけれども、前回の住民説明会ですとか、旧入谷南小学校跡地を考える会の要望では、やはり区の防災拠点という公共性の高い施設は公設・公営でという要望でした。この点についてはどのような審議
状況だったんでしょうか。
◎
災害対策課長 そちらの土地の活用については防災拠点という
ところを考えてございますが、公設・公営という建て方の
ところも含めて今
検討中でございます。中身としましては、防災拠点は民設なのか、公設なのかという
部分はございますけれども、運用については公営という形で、役所の方で運営はしていきたいという
ところで考えています。
◆
横田ゆう 委員 もう
1つ大きな要望がありまして、防災施設は
避難所として使えるスペースをという要望もありましたけれども、その点についてはどのような
検討なんでしょうか。
◎
災害対策課長 やはり防災施設という広い定義の中でどこまでを盛り込むかという話になるかと考えています。防災施設の中では、やはり
災害対策本部といいまして、具体的に言うと、本庁舎のような全区的な防災
対策を行うような拠点となるような
ところ、もう
1つは、
避難所として
区民の方々に
避難をしていただくような所という
ところがございまして、現在
検討している防災拠点については、本庁舎の代替施設という
ところの
災害対策本部の代替施設でございますので、
避難所という
ところの機能については、繰り返しになってしまって申し訳ございません、現在の
ところは
検討には入ってはいないです。
◆
横田ゆう 委員 やはり今までも地域住民の
意見をよく聞いて進めるということが
前提で、今回いろいろ話合いを進めてきたと思うんです。ですので、やはり地域住民のこれまで出たような
意見を聞きながら、更に地域住民の最大限の利益を考えるというこれまでの答弁を踏まえて、やはり住民の
意見を最大限重要視していただきたいと思います。
以上、要望ですが、やはり地域住民がこれまで希望されたことを最大限重視して
検討を進めていただきたいと思います。
◆佐々木まさひこ
委員 私の方は、
令和4年度の
足立区震災
対応図上
訓練についてですけれども、これは東京都と
連携しながら来年1月20日に行っていくということで、都区合同で図上とはいえ、そういう
訓練を行うということは非常に有意義なことだろうとは思っています。
これは
足立区側の当然皆さんは参加されると思うんですが、どの程度のレベルの人数、
あと、どの程度のレベルの方々が参加されるのか、まずお聞きしたいと思います。
◎防災力強化担当課長 最終的には様々な
情報を収集して、区長を筆頭とする
災害対策本部を立ち上げる
訓練まで行います。なので、それぞれの庁内の各部の部長をトップにして、
災害対策本部で区の
災害に対する方針を決めるような図上
訓練となります。プレーヤーとして約180名の職員を動員する
予定です。
◆佐々木まさひこ
委員 180名ですね、分かりました。東京都と
連携しながら、発災そして
連携して
対応、
あと、
関係機関、
区内の警察、消防署、陸上自衛隊の方々も参加してくださるということです。どのぐらいの方が来てくださるんでしょうか。
◎防災力強化担当課長
関係する自衛隊についてはリエゾンという形で、陸上自衛隊の練馬駐屯地の中隊長、消防については、
足立区の消防署に新たに配置になった
災害対策調整担当課長、警察については現在調整中でありますが、各機関からリエゾンをそれぞれ派遣していただいて図上
訓練を運営する形となります。
◆佐々木まさひこ
委員 人命救助から他機関からの人材、物資の受入れ、それから応急
対策業務ということで、こういった
訓練が非常に重要だろうと私も考えております。特にこういう人的な
対応訓練と同時に、東京都との
連携の中で、東京都もいわゆるAIを活用したり、
情報システムを活用したり、様々なことを今取組を始めています。ここでも例が挙がっていますけれども、新DIS
システムを用いた都との被害
情報の
報告共有ということで、今までのDISの
システムと、この新と付いていますけれども、そこら辺は何が違ってくるんでしょうか。
◎防災力強化担当課長 具体的な
システムの違いについては今は申し上げられませんが、この
システムは気象
情報や各市町村が被害
情報を入力することで、東京都全体の被害など
災害全体を把握する
システムになります。
また、高所カメラの映像やヘリ映像など、そういった
情報も東京都の
災害対策本部で
情報を収集する形となる
システムとなります。
◆佐々木まさひこ
委員 被害
状況の把握、それから各
避難所の
避難者の集まり具合、そしてその中にどういった方々がいらっしゃるかとか、
あとは物資の
配付状況だとか、様々な
情報を集約し、きちっと把握して、それに対してまた適切に手を打っていくということは非常に重要な事柄でありますので、こういった様々な
システムに
足立区が
対応していっているのかどうかということも含めて、今後どんどんブラッシュアップしていただきたいと、図上
訓練を含め、やっている中で様々な課題が見付かってくると思いますので、そういったこともよろしくお願いします。
それから、このLO派遣職員(
災害対策現地
情報連絡要員)、これは自衛隊もしくは国土交通省、どっちですか。
◎防災力強化担当課長 LO派遣職員については、東京都の職員となります。
◆佐々木まさひこ
委員 分かりました。国や東京都や
足立区単独でできること・できないことがありますし、様々、こういった図上
訓練を通じて、しっかりとブラッシュアップしていっていただきたい。こういうのは私どもは見させていただくことはできるんでしょうか。
◎
総合防災対策室長 うちの本部でやりますので、御覧いただけるスペースも、かなり狭い所でやります。全く見られないかということではありませんけれども、相応の人数が来た場合は
対応が難しい
ところもございますので、何人とは言えないんですが、来ていただけるということになれば、それなりに
対応をさせていただきたいと考えております。
◆佐々木まさひこ
委員 あんまりお邪魔にならないように、少しだけ見させていただいてすぐ失礼しますので、その様子だけ、また参考にさせていただければと思いますので、よろしくお願いします。
私の方は以上です。
○
杉本ゆう 委員長 ほかに何かありますか。
◆
渡辺ひであき 委員 ちょっとだけ。千住二丁目
部分の千代田線の階段、入り口、防水ゲートができましたけれども、あれはどんなときに作動するのか、まず確認させてください。
◎都市建設課長 今回10か所ほどメトロの方で工事をさせていただいております。もう間もなく全部外構も含めて終わると聞いておりますけれども、その作業過程の基準については確認をしておりませんので、改めて東京メトロの方に確認させていただいて、その基準等、また
委員に御
報告させていただきたいと思います。
◆
渡辺ひであき 委員 私にだけじゃなくて、
是非委員会に
報告をしていただきたいと思いますけれども、なぜかというと、あれがどういうときに閉まるのかというのは、地域の人
たちにもとても大事なことだと。これは閉めた際にどう水が流れていくかということについても、以前からここで何度か
質疑をさせていただいております。
もっと言うと、丸井の方からも、ルミネの方にも、地下があるわけでして、その際にどう水が流れていくかというシミュレーションなんかは掛けられるかどうか分かりませんけれども、そうしたことが必要だと。
あと、大阪なんかに僕ら視察で行ったことがあって、そこで
災害時にいろいろなことを想定した、例えば、風の強さを体験できるとか、水が地下に流れていくときのスピードがどうだとか、映像で見たりとか、できたものがありました。そうなると、だから、つまりあそこが
一つ閉まるというとことは、出てくることもできないということになりますから、その際にどう
避難をしていくのかとか、なぜこういうものを付けたのか、それは水がどういうピードで入ってくるから雨が降って、水位が上がってきたとき、どう逃げなきゃいけない、急がなきゃいけない、こうしたものは大阪のやつを借りれば、
足立区全体でも見ることができるわけでして、その変化によって、何を
区民の皆さんに、こういうことを付けたら何だ、そこから掘り下げていって
訓練につなげていく。あそこを閉めたならば、そうしたことに対して
対応した
訓練もする必要があるし、もっと地域に
周知をしてあげる必要があると思います。そこを東京メトロと先々
訓練について
検討しているとか、そういうことはあるんでしょうか。
◎都市建設課長 東京メトロとそういう
災害訓練等については特に今までも話した
ところはありませんので、今後
訓練の可能性に含めて東京メトロと相談させていただきたいなと。
◆
渡辺ひであき 委員 訓練までいかなくたって、扉が閉まる
ところと、また、元に戻る
ところを皆さん地域の人と見る、それだけでも全然違うと思うんです。ふだんはあそこで皆さん乗降客で大変ですから、その時間を使えるのかどうか、これも含めて
検討する余地はあるんでしょうけれども、そうしたことを
是非、区の中でも考えていただきたいし、東京メトロとも協議をしていただきたいし、更には北千住ルールという会議体があるわけですから、そこでもいろいろ
検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎
災害対策課長 やはり
渡辺委員おっしゃるように、実際見てみると、
訓練もそうですけれども、皆さん
イメージが湧きますし、何かのときの
対応というのは変わってくると思いますので、千住二丁目の
ところについては、東京メトロと協議をさせていただきながら、先ほどの大阪の話のVRですとかの
訓練については、実は東京消防庁の方でそれが使えるような消防車みたいなのもございますので、今年の総合防災
訓練などにお借りというか、
一緒にやったりはしましたから、そういったいろいろな
ところで
イメージを上げるような
訓練にもつなげていきたいという
ところで考えております。
◎
総合防災対策室長 今、北千住駅、綾瀬も含めてですけれども、
渡辺委員おっしゃったとおり、北千住ルールというのをやっております。その中に当然東京メトロとかJRも入っていますし、そういう中で今の
お話をするのと、実は皆さん多分御覧になったことがあると思いますが、国土交通交省で荒川が決壊したとき、ペデストリアンデッキの上まで水が行く、そんなビデオも、今の
ところあります。これもこの間
お話があったんですが、新たにそういうものを更にブラッシュアップして作るということを国土交通省の方で約束をしていただきました。そういうのが出来上がった際には、
渡辺委員おっしゃるとおり、地域に出していきたいと考えております。
○
杉本ゆう 委員長 よろしいでしょうか。
その他ないでしょうか。
◆にたない和
委員 1点だけ教えていただきたいんですけれども、荒川下流分散
避難検討会の取組とかというのは、
災害・オウムとかで
報告、今後
予定とかあるんでしょうか。どういった位置付けで
足立区というのはこの
検討会の方に参加されているのかも含めて教えていただければと思うんですけれども。
◎調整担当課長 にたない
委員おっしゃるとおり、今現在、荒川下流河川事務所と
足立区とが事務局というかモデルになって作成し、アドバイザーである松尾先生と今、手引というものを来年の1月公表に向けて作成中でございます。また、その
内容につきましては、
報告案件として、私どもこちらの
委員会の方に
報告したいと思っております。
◆にたない和
委員 非常にすばらしい、いい取組だと思うんです。
是非ともどういったことが取りまとめられたのか、今回かなりマスコミの方も報道があっていたりとかというのもありますので、非常に注目も高いし、
足立区が本腰を入れてこの水害
対策分散
避難を何とかしないといけないという気持ちでやっているということが、
区民の方も、そこまで大きな報道ではなかったですけれども、少しばかりはつながったのかなと思います。この1月にようやく公表ができるようになったという
ところもあって、また、この報道の中でしか知ることができないのであれなんですけれども、専門家からは小・中学校とかでもそういった手引を防災教育の中に取り入れてとかと、いろいろ議会の中でも
協力できるような
部分というのは多々あると思いますので、
是非とも今後
報告とかも、この
委員会で入れていただければと思います。
◎
総合防災対策室長 実は先週ワーキンググループが、にたない
委員おっしゃったとおり、テレビ中継をされていました。その際に、まだまだ手引書の
修正が残っているということでございます。それが出来上がりましたら、
委員会も含めて全体に発表していきたいと考えております。
足立区をモデルとしてということで、各
自治体に生かしていける、そういう手引書にすることになっております。更にブラッシュアップしていくということでお約束をしておりますので、これからも頑張って作っていきたいと思います。ある一定のものができたら、この
委員会等で発表させていただければと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◆にたない和
委員 あだちからと掲げている
ところが、正にそれができたような
ところだと思いますので、
是非ともよろしくお願いいたします。
以上です。
○
杉本ゆう 委員長 ほかよろしいですか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
杉本ゆう 委員長 それでは、なさそうですので、それでは本日の
災害・
オウム対策調査特別委員会を閉会いたします。
午前10時45分閉会...